応用情報技術者は、IT技術者として高度な知識と応用力を証明する国家資格です。基本情報技術者の上位資格として位置づけられ、システム開発プロジェクトのリーダーやITコンサルタントとして、技術面だけでなく経営面も含めた総合的な視点で業務を遂行できる能力が求められます。
IT業界でのキャリアアップを目指す技術者にとって、重要なステップとなる資格です。企業での評価も高く、取得することで昇進・昇給、プロジェクトリーダーへの抜擢など、キャリアアップに直結します。
このページでは、応用情報技術者の内容や資格取得のメリット、受験方法について詳しく解説いたします。比較・検討のうえ、無料で資料請求も可能です。IT技術者としてのステップアップを目指す第一歩として、ぜひご活用ください。
応用情報技術者は、経済産業大臣が認定する国家資格で、情報処理技術者試験の中でもワンランク上の高度な知識と技能を証明する資格です。基本情報技術者で学んだ知識をベースに、より深い技術知識、システム開発プロジェクトのマネジメント、経営戦略との連携など、IT技術者として応用的・実践的な能力が求められます。
試験は午前試験(多肢選択式・150分・80問)と午後試験(記述式・150分・11問中5問選択)で構成され、両方とも60%以上の正解で合格となります。
試験は年2回(春期・秋期)実施され、合格率は約20〜25%程度と難易度の高い試験です。学習期間は基本情報技術者取得者で200〜300時間(3〜6ヶ月)、IT未経験者から目指す場合は500時間以上(6ヶ月〜1年)が目安とされています。
応用情報技術者の資格取得がオススメな人
- 基本情報技術者を取得し、さらなるキャリアアップを目指すIT技術者
- システム開発プロジェクトのリーダーやマネージャーを目指す方
- ITコンサルタント、システムアーキテクトとして活躍したい方
- 企業の情報システム部門で管理職を目指す方
- より高度な情報処理技術者試験(スペシャリスト試験など)を目指す足がかりとして知識を深めたい方
| 取得方法 | 通信+スクーリング型が一般的 |
|---|---|
| 学習期間 | 3か月~6カ月 |
| 費用相場 | 5万円程度 |
| 助成金等 | 自治体による助成金制度や給付制度も活用可能 勤務先の事業所によっては、受験対策講座や研修費用を負担してくれるケースもあります。 |
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主な就職先・活躍の場
・IT企業(システムエンジニア、プロジェクトリーダー)
・SIer(システムインテグレーター)の上級エンジニア
・ITコンサルティング会社
・一般企業の情報システム部門の管理職
・ソフトウェア開発会社のシステムアーキテクト
・セキュリティ専門企業
キャリアアップの道筋
① 応用情報技術者を取得し、IT技術者としての高度な知識を証明
② プロジェクトリーダー、システムアーキテクトとして実務経験を積む
③ ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、情報処理安全確保支援士など高度試験へ
④ プロジェクトマネージャー、ITストラテジストへ
⑤ ITコンサルタント、技術顧問として活躍
⑥ CTO(最高技術責任者)、IT部門長などの経営層へ
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Q1
全くの未経験でも受講できますか?
A1はい、受験資格に制限はありませんが、IT未経験者がいきなり挑戦するには難易度が高い試験です。一般的には、基本情報技術者を取得してから、またはIT業界での実務経験を積んでから挑戦することをおすすめします。IT未経験から目指す場合は、まず基本情報技術者から始め、その後応用情報技術者にステップアップするのが効率的です。
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Q2
年齢制限はありますか?
A2試験の受験に年齢制限はありません。20代から50代まで幅広い年齢層の方が受験されており、特に20代後半〜40代のIT技術者がキャリアアップのために取得するケースが多い傾向があります。実務経験を積んだ後に取得することで、より実践的な理解が深まります。
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Q3
働きながら学べますか?
A3はい、多くのIT技術者が働きながら学習し、合格しています。IT系スクールの夜間・土日コース、オンライン講座、通信講座など、働きながらでも学べる学習スタイルが豊富に用意されています。学習期間は3〜6ヶ月程度が目安で、平日は1〜2時間、休日は3〜5時間程度の学習時間を確保すれば、合格を目指せます。試験は年2回(春期・秋期)実施されます。
まずは資料を取り寄せて講座を比較しよう!
応用情報技術者は、IT技術者としての高度な知識と応用力を証明する国家資格です。各IT系スクールや通信講座で学習形式やカリキュラム内容、合格実績、サポート体制、価格も異なるため、まずは無料で資料を取り寄せて、自分に合った講座をじっくり比較してみましょう。